中綴じ冊子作成の
ワンポイントアドバイス

中綴じ冊子は総ページ数が必ず4の倍数になるように編集します。
また、用紙をページ分重ねて製本をするため、表紙ページから中ページに進むにつれ断裁される幅が大きくなります。
ページ数が多い場合や紙が厚い場合は、データを作成する際に中心に近いページは、仕上り寸法からやや内側にレイアウトするようにしてください。

冊子の各部名称について

冊子の体裁を表す名称は細かくありますが、中でもよく使われる名称です。

中綴じ冊子名称 表 中綴じ冊子名称 裏
※図は左綴じの場合
表紙は、外側にくるのが表1 (第1表紙) と表4(第4表紙)です。それぞれの紙の裏側は 表2(第2表紙)、表3(第3表紙) となります。
見開いた状態の両端が「小口」、中央の綴じ部分が「ノド」といいます。

綴じ方向について

基本的に、綴じ方向は本文が縦書きか横書きかによって決まります。横書き:右から左へめくる(左綴じ)/縦書き:左から右へめくる(右綴じ)

綴じ方向 左綴じ 綴じ方向 右綴じ 綴じ方向 天綴じ

総ページ数は必ず4の倍数

2つ折りの製本なので、総ページ数は必ず4の倍数とします。面付けは当社で行いますので、ページ順に作成していただいて結構です。見開きで作成される場合も同様です。
また、単一ページと見開きページが混在していてもページ順が分かるようにして頂ければ問題ございません。

塗り足しを忘れずに

塗り足し

紙面の端の部分まで色や写真が入るとき、断裁時に生じるズレを避けるため仕上がりサイズの外側まで3mm程余分に色や写真の幅を広げてください。
Officeソフトをお使いでフチなし印刷を希望される場合、当社で修正いたしますのでその旨お伝えください。

紙面の端にご注意を

文字がギリギリ

仕上がりサイズの端まで文字などがある場合、断裁時に切れてしまう可能性があるので、2〜3mm内側に配置してください。

中心に近いページの端に注意

中綴じ断裁ライン

ページ数が多い場合、表紙ページから中ページに進むにつれて仕上げ時に断裁される幅が大きくなります。 必要な文字などは仕上がりサイズギリギリに配置しないようにご注意ください。

中綴じ断裁ライン展開イメージ
ページ数が多い場合、表紙ページから中ページに進むにつれて仕上げ時に断裁される幅が大きくなります。
必要な文字などは仕上がりサイズギリギリに配置しないようにご注意ください。
※図は、解説するための極端な例です。
実際のズレは、最大でも2〜3mmです。
ページ数が多い場合の注意点
  • ページ数が多い、または本文用紙が厚い場合、クリープ処理を行いますので文字や絵柄がページをまたがないレイアウトで編集してください。
  • 既に編集したものが、クリープ処理できないレイアウトの場合、無線綴じ冊子印刷をお薦めします。(無線綴じは、小口側のズレは生じませんが、ノド部分に注意が必要です。)

クリープ処理について

中綴じ冊子の場合、ページ数が多かったり紙が厚い場合、必ず小口側にズレが生じます。そのためインデックスのような小口近くのデザインは、中心に近づくにつれ深く断裁されます。 中綴じ断裁ライン インデックス これを避けるために、ノド側(綴じ側)のデータを削り小口側を揃える処理のことをクリープ処理と呼びます。クリープ処理が必要な場合は面付け時に当社にて行います。 クリープ処理イメージ
表紙ページから中ページに進むにつれてノド部分のデータが削られ、その分小口側が揃うようになります。
※図は、解説するための極端な例です。
実際のズレは、最大でも2〜3mmです。
絵柄がある場合のクリープ処理
見開きの状態でページをまたぐ文字や絵柄がある場合、
クリープ処理はできません。
  • クリープ処理はノド側のデータを削るため、見開きの状態でページをまたぐ文字や絵柄がある場合は、
    ノドにかかる部分が削れてしまいますので、クリープ処理は行えません。

ノンブルをつけない場合は
捨てノンブルを

すてノンブル

製本作業の際、ノンブルを頼りにページの順番を確認します。 ノンブルを付けない場合などは、ページ順を確認できるよう、データ上のトンボ外に捨てノンブルを配置してください。
※配置ができない場合は、ファイル名にページ番号を記載するなど、ページの順番がわかるようにして下さい。(例:p1_p2.docx )

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